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iPhone/iPad向けカメラアプリ「Microsoft Pix」がさらに賢く。スキャナーとしても利用可能に

ホワイトボード、ドキュメント、名刺を見分けて撮影後の補正まで行う

「Microsoft Pix」(同社ブログより引用)

 日本マイクロソフト(株)は20日、iOS向けカメラアプリ「Microsoft Pix」のアップデートを発表した。最新版ではホワイトボード、ドキュメント、名刺をリアルタイムで認識し、カメラを自動で撮影に適した設定に調整することができるという。

 「Microsoft Pix」は、人工知能(AI)技術を応用したiPhone/iPad向けのカメラアプリ。シャッターをタップする前からキャプチャーを開始してベストショットを逃さない“スマートキャプチャー”、顔を検出して露出を自動で調整する“People-Centric”、背景はそのまま、被写体だけを制止させた印象的な動画を生成する“ライブ画像”といった機能を備える。

 最新版の「Microsoft Pix」では、人物や場所以外を撮影するケースも考慮した人工知能の拡充が行われており、ドキュメントスキャナーとしても機能するようになった。シャッターを押すと余白のカット、色彩と色調の向上、フォーカスの強化、傾き補正などの調整も行われる。

 同社はすでにドキュメントスキャナーアプリ「Office Lens」をリリースしているが、「Microsoft Pix」で使われているイメージ修正と整列アルゴリズムは「Office Lens」のものと類似しているという。同社によると両製品は相互補完的な位置づけにあり、Office製品でイメージを利用する場合は「Office Lens」、より汎用的な用途では「Microsoft Pix」をといった使い分けを提案している。

ソフトウェア情報

「Microsoft Pix Camera」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
iOS 10.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.3(17/09/14)