ニュース
「Firefox 57」でも利用できる「Greasemonkey 4」がリリースへ ~アルファ版が公開
全面的な書き換えで非同期実行がサポートされるも、後方互換性は失われる
2017年9月21日 16:42
「Firefox」向け拡張機能「Greasemonkey」の公式ブログで20日、次期バージョンとなる「Greasemonkey 4」がリリースされることが明らかにされた。現在、アルファ版が“addons.mozilla.org”から無償でダウンロードできる。
「Greasemonkey」は、閲覧ページをユーザースクリプトでカスタマイズできるようにする拡張機能。2005年から10年以上にわたって提供されている老舗のアドオンだが、「Firefox 57」における拡張機能の仕様変更で存続が危ぶむ声も多かった。
「Greasemonkey 4」は「Firefox 57」をサポートするためにほぼ全面的に書き直されている。これに合わせ、ユーザースクリプトの実行も非同期に行われるように刷新されているが、この結果、互換性の一部が失われてしまっているという。
「Greasemonkey 4」で既存の「Greasemonkey」スクリプトが動作しない場合は、スクリプトの作者に連絡して、アップデートをリクエストする必要がある。また、互換性を重視する場合は「Violentmonkey」や「Tampermonkey」といった派生アドオンの利用を推奨している。
ソフトウェア情報
- 「Greasemonkey」
- 【著作権者】
- Anthony Lieuallen 氏、Aaron Boodman 氏、Johan Sundstrom 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.0alpha1(17/09/20)