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Microsoft、iOS/Android向けの「Edge」とAndroid向けホームアプリ「Launcher」を発表
PCとスマートフォン間でのシームレスな連携を目指す
2017年10月10日 11:28
米Microsoft Corporationは5日(現地時間)、iOS/Android向けの「Microsoft Edge」とAndroid向けのホームアプリ「Microsoft Launcher」を発表した。「Windows 10 Fall Creators Update」で導入される予定のPCとモバイルのシームレスな連携を実現する上で、モバイル端末側の窓口となるアプリケーション群だ。
iOS/Android版「Microsoft Edge」を利用すれば、閲覧中のWebページをWindows 10搭載PCの「Microsoft Edge」へ送ることが可能。パスワードやお気に入りのバックグラウンド同期にも対応しており、PC・タブレット・スマートフォンの使い分けがシームレスに行えるようになる。使い慣れた環境をどの端末でも利用できるようになるのもメリットと言えるだろう。
また、PC版「Microsoft Edge」と共通の“ハブ ビュー”を備えており、お気に入り、読書リスト、履歴、書籍などのコンテンツを1カ所で管理することが可能。Webページを読みやすく加工表示してくれる“読み取りビュー”やプライバシーを保護する“InPrivate”モードなどもサポートされるほか、音声検索・内蔵QRコードリーダーなどといったスマートフォンならではの独自機能も備える。
今回発表されたプレビュー版は、英語(米国)でのみ利用可能。段階的に提供地域と言語を拡大していくという。また、初期バージョンではパスワードのローミングやタブレットのサポートがないが、これも順次対応していくとのこと。
一方、「Microsoft Launcher」はこれまで「Arrow Launcher」という名前で開発が続けられてきたホームアプリをリブランドしたものだ。“Fluent Design”を採用したほか、その美しさで定評のある“Bing”の壁紙を取得・設定できるなど、パーソナライズ機能に重点が置かれている点がビジュアル面での特徴となる。
機能面では、スワイプするだけで重要なイベント、トップニュース、最近のアクティビティ、お気に入りのユーザー、頻繁に利用するアプリケーションへアクセスできる“フィード”、上級者向けの“ジェスチャー”を備えるのがユニーク。もちろん、作業中のファイルをPCと共有してシームレスに継続することもできる。
「Microsoft Launcher」は現在、“Google Play”からダウンロード可能。ただし、テストページからプレビューへの参加を申し込む必要がある。