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IT技術者の遠隔面接システム“Skype Interviews”がアップデート、PHPなど5言語に対応
コードスナップショット、グループビデオ通話、チャット、ファイルアップロードを追加
2017年11月6日 11:47
米Microsoft Corporation傘下のSkypeは2日(現地時間)、「Skype」を利用してIT技術者の遠隔面接を行うシステム“Skype Interviews”をアップデートしたことを明らかにした。コードスナップショット、グループビデオ通話、チャット、ファイルアップロード、対応するプログラミング言語の拡充、ユーザーインターフェースの改善などが施されているという。
“Skype Interviews”は、「Skype」と「Visual Studio Code」のコードエディター機能(Monaco)を組み合わせた遠隔面接システム。オンラインバージョンの“Skype.com”で動作するためクライアントアプリが不要になっているほか、わざわざ「Skype」アカウントを作成しなくてもゲストアカウントで気軽に利用できる点などが特徴で、C、C++、C#、Java、JavaScript、Python、Rubyといったプログラミング言語を実際にコーディング・実行しながら、面接者のスキルを測ることができる。
今回のアップデートでは、プレビュー版でリクエストの多かった機能がいくつか導入されている。
まず、記述したコードをダウンロードする機能が追加された(コードスナップショット)。[Run]ボタンの左端に設けられたダウンロードボタンで、面接中に記述したソースコードのスナップショットをダウンロードできる。
次に、2人という参加者の制限が撤廃された。面接セッションのURLを共有すれば、複数のユーザーがビデオ通話に参加できる。また、コードエディター右側にチャット画面が設けられ、コードエディターにコメントを記入しなくてもテキストのやり取りが可能となった。画像、ビデオを直接アップロードして、共有することも可能。チャット画面が邪魔になる場合は、ボタン一発で非表示にすることもできる。
そのほかにも、既存の7言語に加え、PHP、F#、Go、Rust、TypeScriptがサポートされた。計12言語による面接が行えるようになっている。