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“Qiita”のためのMarkdownアプリ「Kobito」の提供とユーザーサポートが年内で終了
オープンソースプロジェクトとしては存続
2017年12月5日 08:24
プログラマー向けの技術情報共有サイト“Qiita”を運営するIncrements(株)は4日、情報記録・共有ソフト「Kobito for Windows」「Kobito for Mac」の提供とユーザーサポートを終了する計画を明らかにした。今後は“Qiita”“Qiita:Team”のオンラインエディターの改善に注力するという。
「Kobito」は、“Electron”ベースのプログラマー向けメモアプリ。“Qiita”や“GitHub”でお馴染みのMarkdown記法を利用してドキュメントを記述できるのが特徴で、ソースコードを交えたドキュメントの作成に向いている。メモはデータベースで管理されるため、ファイル管理は不要。検索機能で書き溜めたメモから目的のものを素早く見つけ出せる点、“Qiita”や“Qiita:Team”への投稿が可能な点なども長所だった。
同社によると、「Kobito」の提供サイトは12月27日をもって閉鎖される。それに伴い、ユーザーサポートも打ち切られるとのこと。それに先んじて“Mac App Store”における「Kobito for Mac」の新規ダウンロードは12月8日に終了する。「Kobito」のプレミアムプランを定期購読中の場合は、現在の契約が終了するまではプレミアム機能を利用できる。
なお、オープンソースプロジェクトとしての「Kobito for Windows」は存続されるとのこと。