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「Thunderbird」v52.6.0が公開 ~メッセージ検索やカレンダーの不具合を修正

修正された脆弱性は全部で10件

「Thunderbird」v52.6.0

 Mozillaは25日(米国時間)、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v52.6.0を公開した。本バージョンは、不具合の修正が中心のメンテナンスアップデートとなっている。

 今回のアップデートでは、ローカルフォルダーのメッセージ本文を検索すると誤った結果が返ってくることがある問題や、モバイル端末に表示されるにもかかわらず必要なヘッダーが足りないため「Thunderbird」のIMAPフォルダーに表示されないメッセージがある問題、[NumLock]キーが有効な場合にカレンダーで意図しないタスクが削除される問題が修正された。

 また、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているので注意。Mozillaが公開したセキュリティアドバイザリによると、今回のアップデートで修正された脆弱性は全部で10件。脆弱性の深刻度の内訳は、Mozilla基準で4段階中最高の“Critical”が1件、上から2番目の“High”が8件、上から3番目の“Moderate”が1件となっている。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。インストール済みの場合は、自動更新機能でアップデートすることもできる。Windows版はWindows XP/Server 2003以降に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。