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6件の脆弱性を修正した「Thunderbird」v52.7.0が公開

不具合の修正が中心のメンテナンスアップデート

「Thunderbird」v52.7.0

 Mozillaは23日(米国時間)、メールソフト「Thunderbird」の最新安定版v52.7.0を公開した。本バージョンは、不具合の修正が中心のメンテナンスアップデートとなっている。

 今回のアップデートでは、ローカルフォルダーでメッセージの本文を検索する際、メッセージに添付されたコンテンツを探し出せなかった問題が修正されたほか、“Yahoo”アカウントのエラーハンドリングが改善された。

 また、本バージョンでは脆弱性の修正も行われているので注意。Mozillaが公開したセキュリティアドバイザリによると、今回のアップデートで修正された脆弱性は全部で6件。脆弱性の深刻度の内訳は、Mozillaの基準で4段階中最高の“Critical”が3件、上から2番目の“High”が2件、上から3番目の“Moderate”が1件となっている。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。インストール済みの場合は、自動更新機能でアップデートすることもできる。Windows版はWindows XP/Server 2003以降に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。