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クリエイター自身がチャンネル ~Instagram、TVにヒントを得たモバイルアプリ「IGTV」を発表
最長60分の長編ビデオを投稿可能。スマホ前提のデザインでTVのように番組を楽しめる
2018年6月21日 15:19
米Facebook傘下のInstagramは21日(日本時間)、全世界の月間アクティブアカウント数が10億を突破したことを発表。併せて、新しいモバイルアプリ「IGTV」をリリースしたことを明らかにした。「IGTV」アプリはiOS/Androidに対応しており、全世界で今後終週間以内に展開される予定。
「IGTV」アプリが従来の動画アプリと異なるのは、アプリを起動するとTVをつけたときと同じように自動的に動画が再生されること。検索機能で目的の動画を探さなくても、TVのチャンネルを切り替える感覚でコンテンツを閲覧できる。昨今増加しているスマートフォンで撮影した縦長の動画に最適化されてデザインされており、わざわざスマートフォンを横向きにしなくても全画面でコンテンツを楽しめるのも特徴となっている。
また、“Instagram”で投稿・視聴できる動画はこれまで60秒に制限されていた(フィードの場合。ストーリーズでは最大15秒)が、「IGTV」アプリでは最長60分の動画を扱うことが可能。“Instagram”アカウントさえあれば誰でも長編ビデオを投稿できる。
つまり、「IGTV」アプリはユーザーが制作した番組をユーザーが視聴できるTVアプリと言えるだろう。
「IGTV」アプリでは“Instagram”でフォローしているクリエイターや、興味・関心の近いクリエイターの“番組”がサジェストされる。また、“いいね!”やコメントを付けたり、ダイレクト機能を介して知り合いと“番組”をシェアできる。こうした点は、従来のTVにはない“Instagram”らしい要素と言えるだろう。なお、「IGTV」の機能は“Instagram”アプリでも楽しめる。