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無料の高機能ペイントソフト「Krita」v4.1.0が公開 ~新しい参照画像ツールの追加など

色採取ツールで元の色との混色が可能に

「Krita」v4.1.0

 オープンソースでクロスプラットフォーム対応の高機能ペイントソフト「Krita」の最新正式版v4.1.0が、27日に公開された。今回のアップデートは、新たに参照画像ツールが搭載されたほか、色採取ツールで元の色との混色が可能になるなどの機能が追加されている。

 参照画像ツール(reference images tool)はv4.0.1で削除された参照画像ドッキングパネルの代替となるツールで、絵を描く際の参考となる画像を描画画面上に表示することが可能。参照する画像はキャンバス領域の中でも外でも自由に配置でき、大きさや角度をドラッグで変更できるほか、透明度や彩度をスライダーで変更できる。複数の画像を配置することも可能だ。

参照画像ツール

 色採取ツール(color picker)では現在使用している色とピックアップした色を混色する機能が追加された。色採取ツールのオプションにある[Blend]スライダーで元の色とピックアップした色の混ざり具合を変更することが可能。

色採取ツールで混色が可能に

 また、補助線ツールで引いた補助線の色を任意に変更できるようになったほか、スクリプト機能でPython 2がサポートされた。そのほか、アニメーションタイムラインの表示が改善されるなどの機能向上も施されている。

 「Krita」は、Windows/Mac/Linuxなどに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。寄付も歓迎しており、“Microsoft ストア”からストアアプリ版を購入すれば開発を支援することが可能だ。

ソフトウェア情報

「Krita」
【著作権者】
The Krita team
【対応OS】
Windows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.1.0(18/06/27)