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Windows 10環境で日本語入力中に「Microsoft Office」がクラッシュする不具合

「Microsoft IME」の“予測入力”機能が影響か

“Office Support Team Blog JAPAN”

 米Microsoftは9月7日(日本時間)、Windows 10/Windows Server 2016環境でOSに付属する「Microsoft IME」を用いて日本語を入力すると、「Microsoft Office」アプリが異常終了する問題が発生していることを明らかにした。文字の種類や文字数などにかかわらず、不定期に発生するという。

 アプリが異常終了する原因はいくつか考えられるが、「Office」サポートチームによると、「イベント ビューアー」のアプリケーションイベントログで“イベント ID”が“1000”となっているアプリケーションエラーイベントの“障害が発生しているモジュール名”が“IMJPAPI.DLL”となっている場合、「Microsoft IME」の“予測入力”機能の影響で異常終了が発生している可能性があるという。

 「Microsoft IME」の“予測入力”機能は、初期状態で有効化されている。影響が疑われる場合は、無効にすることで問題を回避できる可能性がある。

 “予測入力”機能を無効化にするには、まずタスクトレイの「Microsoft IME」アイコン(“あ”や“A”と表示されている)を右クリックして[プロパティ]メニューを選択し、[Microsoft IME の設定]ダイアログへアクセスする。このダイアログにある[詳細設定]ボタンを押すと、[Microsoft IME の詳細設定]ダイアログを開くことが可能。[予測入力]タブを開いて“予測入力を使用する”というチェックボックスを外し、[OK]ボタンでダイアログを閉じると、“予測入力”機能をを無効化できる。

タスクトレイの「Microsoft IME」アイコンを右クリックして[プロパティ]メニューを選択
[Microsoft IME の設定]ダイアログの[詳細設定]ボタンを押す
[Microsoft IME の詳細設定]ダイアログの[予測入力]タブを開いて“予測入力を使用する”というチェックボックスを外す