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「Windows 10 October 2018 Update」環境で“移動ユーザー プロファイル”に問題

保存先に“%USERNAME%”環境変数を含めるとユーザー名に変換されない

公式ブログ“Ask the Network & AD Support Team”

 日本マイクロソフト(株)は10月17日、「Windows 10 バージョン 1809」(RS5、October 2018 Update)環境の“移動ユーザー プロファイル”で問題が報告されていることを公式ブログ“Ask the Network & AD Support Team”で明らかにした。同社はこの事象が重大な問題であると認識しており、優先度を上げて解決に取り組んでいるという。

 “移動ユーザー プロファイル”はユーザープロファイルデータ(デスクトップ環境の設定)をローカルではなくサーバーで一元管理する“ActiveDirectory”の機能。“移動ユーザー プロファイル”の保存先は“%USERNAME%”環境変数を利用してユーザーごとにパスを切り替える運用が一般的だが、「October 2018 Update」では“%USERNAME%”がユーザー名へ展開されず、“%USERNAME%”という文字列がそのまま利用されてしまう。

 “グループ ポリシー”で“移動ユーザー プロファイル”を設定している場合、回避策はない。“Active Directory”のユーザー オブジェクトのプロパティに直接設定している場合は、環境変数の代わりに実際のユーザー名などを指定することで回避が可能。ユーザーが多い場合は手動で設定するのが困難になるが、それを解決するスクリプトが公式ブログ“Ask the Network & AD Support Team”で案内されている。