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「Wireshark 2.9.0」が公開、次期メジャーバージョン「Wireshark 3.0」の機能をテスト
Windows/Mac/Linuxなどをサポートするフリーのネットワークプロトコルアナライザー
2018年12月14日 10:00
ネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の新しい開発版v2.9.0が、12月12日に公開された。次期メジャーバージョン「Wireshark 3.0」の機能をテストする半実験的なリリースになるという。
「Wireshark」は、Windows/Mac/Linuxなどをサポートするクロスプラットフォーム対応のネットワークプロトコルアナライザー。ネットワークに流れるさまざまなパケットの情報をリアルタイムで解析・調査できる。オープンソースで開発されており、ソースコードは公式サイトからダウンロード可能。また、Windows/Mac向けのインストーラーが用意されている。
「Wireshark 2.9.0」では、「Wireshark 3.0」に導入される予定の機能の一部が実装されている。プロトコル対応やディセクターの改善に加え、「SSL」ディセクターは「TLS」へ、「BOOTP」ディセクターは「DHCP」へ、「APT-X」は「aptX」へと名称の変更も実施された。また、UDP/UDP-Liteプロトコルでは“Conversation timestamps”をサポート。キャプチャー情報ダイアログが新たに追加された。
加えて、Windows版ではインストーラーに同梱されていた「WinPcap」に代わり、「Npcap」が付属するようになる。また、「Qt」もv5.9.7からv5.12.0へとアップデートされる。
ソフトウェア情報
- 「Wireshark」開発版
- 【著作権者】
- Gerald Combs and contributors
- 【対応OS】
- Windows/Macなど
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.9.0(18/12/12)