PDFビューワー「PDF-XChange Editor」が脆弱性を修正 ～旧版の「PDF-XChange Viewer」も更新

「PDF-XChange Editor」v7.0.328.0

　英Tracker Software Productsは12月13日（現地時間）、無料で使える定番PDFビューワー「PDF-XChange Editor」v7.0.328.0を公開した。本バージョンでは電子証明書の検証に関する重大な脆弱性が1件修正されている。本脆弱性は旧版となる「PDF-XChange Viewer」にも影響し、修正版のv2.5.322.10が公開されている。

　「PDF-XChange Editor」では機能の拡充も行われており、テキスト選択ツール利用時にダブルクリックや［Shift］＋［Ctrl］＋カーソルキーで単語単位でのテキスト選択が可能になった。また、タブの［閉じる］ボタンを非表示にするオプションなどが追加されている。

　「PDF-XChange Editor」は、PDFの閲覧や編集が可能なツール。テキストのハイライトや挿入、図形や付箋、オリジナルスタンプの追加、フリーペイントなどの基本機能は無料で利用可能。加えて、非商用に限り無償で利用できるPDF仮想プリンター「PDF-XChange Lite」も付属する。有償の“PRO”ライセンス（43.50米ドル）を購入することで、すべての機能が利用できる。64bit版を含むWindows XP以降に対応しており、現在開発元のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。