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「Adobe Acrobat DC」「Adobe Acrobat Reader DC」に71件の脆弱性、修正版が公開

セキュリティアップデートの適用優先度はすべての製品で“2”

すでにインストール済みの場合は、自動アップデート機能で最新版へ更新できる

 米Adobe Systemsは2月12日(現地時間)、「Adobe Acrobat DC」および「Adobe Acrobat Reader DC」のセキュリティアップデートを予告通り公開した。セキュリティアップデートの適用優先度はすべての製品で“2”とされており、30日程度以内を目安としたアップデートが推奨されている。

 同社が公開したセキュリティ情報(APSB19-07)によると、今回のアップデートで修正された脆弱性はCVE番号ベースで71件。脆弱性の深刻度は同社基準で3段階中最高の“Critical”または上から2番目の“Important”で、内容は任意コードの実行、特権昇格、情報漏洩と多岐にわたる。脆弱性への対策を行うには、以下の最新バージョンへの更新が必要だ。

  • 「Acrobat DC」(Continuous)v2019.010.20091(Windows/Mac)
  • 「Acrobat Reader DC」(Continuous)v2019.010.20091(Windows/Mac)
  • 「Acrobat 2017」(Classic 2017)v2017.011.30120(Windows/Mac)
  • 「Acrobat Reader DC 2017」(Classic 2017)v2017.011.30120(Windows/Mac)
  • 「Acrobat Reader DC」(Classic 2015)v2015.006.30475(Windows/Mac)
  • 「Acrobat DC」(Classic 2015)v2015.006.30475(Windows/Mac)

 「Acrobat DC」および「Acrobat Reader DC」はWindows/Macに対応しており、同社のWebサイトからダウンロード可能。すでにインストール済みの場合は、自動アップデート機能で最新版へ更新できる。