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無償で政府の衛星データを活用 ～さくらインターネットが“Tellus”の運用を開始
ブラウザーアプリでの分析や「Jupyter Notebook」への埋め込みが可能
2019年2月22日 13:06
さくらインターネット（株）は2月21日、衛星データプラットフォーム“Tellus（テルース）”の運用を開始した。政府の提供する衛星データをクラウド上で分析できるオープンかつフリーなサービスとしては日本初であるという。
“Tellus”は、衛星から観測した地上写真などのデータを無償で提供するクラウドサービス。宇宙航空研究開発機構（JAXA）をはじめ、さまざまな団体・企業に提供されたデータを、わかりやすく・使いやすく提供するだけでなく、アプリケーションの開発基盤、衛星データを活用するためのトレーニング、教育コンテンツ、オウンドメディアといった機能を有する。“Tellus”を利用したブラウザーアプリも用意されているので、一度体験してみるとよいだろう。
データの可視化ツールとしては、Webブラウザーで動作する“Tellus OS（Tellus data Operation System）”が利用できる。地図上に宇宙データや地上データをマッピングし、地域ごとの特性などを可視化することが可能で、将来的にはJavaScriptによる簡易な解析も行えるようになる予定。また、「Jupyter Notebook」にデータを引用し、“Tellus”のAPIを介してより高度な分析を行うことも可能だ。
