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iOS版「Twitter」アプリに特定条件下で誤って位置情報が収集・共有される不具合
問題はすでに修正済み
2019年5月14日 08:30
米Twitterは5月13日(現地時間)、特定条件下でiOS版「Twitter」アプリの位置情報が誤って収集され、Googleの広告パートナーと共有されていたことを明らかにした。問題はすでに修正済みで、影響を受けた可能性のあるアカウントには個別に連絡をとっているという。
同社によると、問題が発生するのはiOS版「Twitter」アプリで複数のアカウントを利用しており、そのうち1つのアカウントで“正確な位置情報”を共有するオプションを有効化しているケース。他のアカウントで“正確な位置情報”オプションを無効化していても、同じデバイス上であれば位置情報の収集が行われてしまう。
加えてこれとは別に、リアルタイム入札と呼ばれる広告掲載プロセスでパートナーへデータへ情報を提供する際、位置データを削除する処理が意図した通りに機能しないという問題もあったという。
共有された位置データには“fuzz(曖昧化、ぼかし)”と呼ばれる処理が施され、精度は郵便番号や都市レベル(5km四方)にまで落とされているため、住所の特定や正確な移動ルートのマッピングに用いられる心配はない。また、“信頼できる”広告パートナーに位置情報が渡ったことは認めたものの、位置データが保持されたのはごく短期間であり、通常のプロセスに従って削除されたことを確認しているという。
同社は問題の再発防止に努めるとしている。
Due to a bug in Twitter for iOS, we inadvertently collected and shared location data (at the zip code or city level). We have fixed the bug, but we wanted to make sure we shared more of the context around this with you. More here:https://t.co/n04LNt62Sa
— Twitter Support (@TwitterSupport)2019年5月13日