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「WSL 2」でもWindowsからWSL/Linuxのファイルへアクセス可能 ~Microsoftが解説
ただしLinuxファイルが格納されるのはNTFSドライブではなくEXT4仮想ハードディスク
2019年5月31日 17:26
「Windows Subsystem for Linux(WSL)1」では「Windows 10 バージョン 1903」以降、WindowsからLinuxへのファイルアクセスがサポートされているが、「WSL 2」でもそれは変わらないようだ。5月30日付けで公開された公式ブログ“Windows Command Line Tools For Developers”の記事で、「WSL」でWindowsからLinuxへのファイルアクセスを実現しているアーキテクチャーが解説されている。
「WSL 1」では、各WSL/Linuxディストリビューションの「init」プロセスに「Plan 9」(9Pプロトコル)ファイルサーバーが追加されている。Windows環境からWSL/Linux環境のファイルへアクセスする場合、“¥¥wsl$¥(ディストリビューションの名前)¥”というネットワークパスを介して「9P」サーバーと対話を行う。「9P」サーバーとの対話には、Windowsに実装されたUnixソケットが用いられているようだ。
「WSL 2」でも、基本的には同じような仕組みでWindowsからLinuxへのファイルアクセスが可能。ただし、Linuxファイルが格納されている場所はWindowsのドライブ(NTFS)ではなく、EXT4でフォーマットされた仮想ハードディスクになっているという。