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「Windows 10 19H2」がアップデート ~Build 18362.10014/10015が“Slow”リングに
企業向け機能の強化や「エクスプローラー」検索ボックスのアップデートなど
2019年8月20日 13:37
米Microsoftは8月19日(現地時間)、「Windows 10 19H2」Build 18362.10014とBuild 18362.10015を“Windows Insider Program”の“Slow”リングで公開した。登録ユーザーは、“Windows Update”からアップデート可能。“Build 118362.10012”ユーザーには“Build 18362.10014”が、“18362.10013”ユーザーには“Build 18362.10015”が配信される。
「Windows 10 19H2」は、今秋正式リリースされる予定の次期“機能アップデート”(年2回実施される大型アップデート)。従来の“Windows Insider”ビルドとは異なり、フルビルドアップデートではなく、累積的更新プログラム(以前に配布された修正も含んだパッチ)としての提供となる。
本ビルドでは、これまでに紹介された「Windows 10 19H2」の機能に加え、以下の新機能が導入された。ただし、よりよいフィードバックを得るため、この新機能が初期状態で有効化されているのは当面の間“Build 18362.10015”だけとなる。
- ARM64デバイスで「Windows Defender Credential Guard」が有効に。ARM64デバイスを組織的に展開している企業で、ログイン情報の保護を強化できる
- エンタープライズ向けに“S モード”のWindows 10ポリシーを補完するため、「Microsoft Intune」から従来のWin32(デスクトップ)アプリの実行を許可できるように
- 「エクスプローラー」の検索ボックスをアップデートして、“Windows Search”を利用可能に。オンラインにある「OneDrive」コンテンツも探せるようになる
- 「ナレーター」などのアクセシビリティツールで[Fn]キーがキーボードのどこにあるのか、どの状態にあるのか(ロックされているかなど)を取得・学習できる機能を導入