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「Windows 10 19H2」が“Release Preview”リングで公開 ~段階的配信のテストが目的

“Release Preview”の10%を対象に“seeker”体験を有効化

公式ブログ“Windows Experience Blog”

 米Microsoftは8月26日(現地時間)、「Windows 10 19H2」を“Windows Insider Program”の“Release Preview”リングで公開した。しかし、このリリースは段階的な配信を行うためのスロットルアプローチをテストするためで、最終的なビルドではないという。

 現在のところ、「Windows 10 19H2」を受け取れる“Release Preview”ユーザーは全体の10%ほど。配信の対象となっており、かつ“Windows Update”を手動でチェックしたユーザー(“seeker”と呼ばれる)にのみ、「Windows 10 バージョン 1909」がデリバリーされる。更新が完了すると、ビルドナンバーは“18363.327”になるという。

 Build 18363.327はあくまでも配信のテストを行うためのビルドで、“Slow”リングでテストされている「Windows 10 19H2」の新機能すべてが導入されているわけではない。また、“Slow”リングと“Release Preview”リングではパッケージ化の方法が異なるため、“Slow”リングのユーザーが“Release Preview”リングに切り替えてもBuild 18363.327が配信されるわけではない。“Slow”リングのユーザーは、アップデートの配信設定をそのままにしておくべきだろう。