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「Google Chrome 81」に深刻度“High”の脆弱性 ~先週に続くセキュリティアップデート

v81.0.4044.122への更新を

「Google Chrome」v81.0.4044.122

 米Googleは4月21日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の最新安定版v81.0.4044.122を公開した。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

 本バージョンで修正された脆弱性は、全部で8件。このうち、支払い機能におけるメモリ解放後利用(use-after- free)、URL形式の検証が十分でない問題、PDFライブラリ「PDFium」における境界外読み込みの3件が、同社基準で4段階中上から2番目の“High”の深刻度と評価されており、警戒を要する。そのほかにも、内部監査やファジングによって発見されたセキュリティ問題への対応も行われているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)から手動でアップデートすることも可能。

 なお、次のメジャーリリース「Chrome 82」はキャンセルされ、代わりに「Chrome 83」が5月中旬に前倒しでリリースされる予定だ。