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“Microsoft Surface”などに影響していた「May 2020 Update」の互換性問題が解決

アップグレードの提供停止措置は数週間以内に解除へ

同社のサポートページ

 米Microsoftは6月9日(現地時間)、「Windows 10 May 2020 Update(バージョン 2004)」向けの累積的更新プログラム「KB4557957」を公開した。このパッチでは脆弱性や不具合への対処に加え、“Always On”、“Always Connected”を使用している一部のデバイスでエラーまたは予期せぬ再起動が発生する問題が解決されているとのこと。

 「May 2020 Update」は“Always On”や“Always Connected”に対応するネットワークアダプターを複数搭載するデバイスとの間に互換性問題を抱えており、エラーが発生したり、予期せぬシャットダウンや再起動が発生することがある。同社によると、この問題は“Microsoft Surface Pro 7”や“Microsoft Surface Laptop 3”といった自社製デバイスにも影響するという。

 同社は6月中旬の解決を目指してこの問題に取り組んでいたが、月例パッチ「KB4557957」で修正されたとのこと。問題の影響を受けるデバイスには「May 2020 Update」の提供を一時的に停止する措置が講じられていたが、それも今後数週間以内に解除される見込みだ。

 これにより、「Windows 10 May 2020 Update」で確認されている問題で“調査中(Investigating)”とされているものは残り9件となった。そのほかにも、今回修正された問題に加え、「DISM」の問題が“Mitigated(緩和策あり)”というステータスになっている。