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CSV/TSVファイルをExcelのようにテーブル表示 ~「WinMerge 日本語版」v2.16.6+-jp-11

表計算ソフト風の見た目でファイルの差分を表示可能

「WinMerge 日本語版」v2.16.6+-jp-11

 ファイルの差分を表示できるDiffツール「WinMerge 日本語版」のv2.16.6+-jp-11が、7月29日に公開された。本バージョンの目玉は、CSVファイルやTSVファイルの内容を表計算ソフト風に表示する機能が追加されたこと。

 この機能は「EmEditor」や「gPad」、「サクラエディタ」のようにテキストエディターを拡張する形で実装されており、[ファイル]-[形式を指定して再比較]-[テーブル]メニューで有効化可能。テキストデータが「Excel」のようなテーブル形式(行・列・セル)に整形され、差分が見やすく表示される。

[ファイル]-[形式を指定して再比較]-[テーブル]メニューで有効化
区切り文字や引用符とその内の改行の扱いなどを指定

 今のところ、デフォルトで拡張子(.csv/.tsv)でファイル形式を判定して表示を自動でテーブルモードにすることはできないが、[ファイル]-[設定]ダイアログの[比較]-[テーブル]セクションでオプションを適切に設定すれば実現は可能。様子を見ていずれは初期状態でサポートする計画だという。

[ファイル]-[設定]ダイアログの[比較]-[テーブル]セクション

 「WinMerge 日本語版」は、2つのファイルやフォルダーなどを比較して相違点を色分け表示したり、2つを結合できるソフト。64bit版を含むWindows XP以降に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。v2.16.0で以降は「WinMerge」オリジナルと日本語版の違いはほぼなくなっているが、日本語ヘルプが添付されているので日本語ユーザーは日本語版を利用するとよいだろう。

ソフトウェア情報

「WinMerge 日本語版」
【著作権者】
Takashi Sawanaka 氏、Dean P. Grimm 氏、Thingamahoochie Software
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.16.6+-jp-11(20/07/29)