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Windows版「Google Chrome 88」に時刻が正しく表示されない現象 ~タイムゾーンの問題か

Windows環境への「Chrome 88」リリースは全体の25%に制限中

ユーザーからの報告

 米国時間(以下同)1月19日にリリースされたWindows版「Google Chrome 88」(v88.0.4324.96)で、OSの時刻とWebブラウザーに表示される時刻が一致しないという問題が報告されているようだ。

 この現象は日本やロシアのユーザーを中心に報告が増えているとのことで、タイムゾーンの問題だと思われるが、不具合の再現条件はわかっていない。同じ「Chromium」ベースの「Microsoft Edge」では発生しないようだ。

 同社はこれをうけ、22日にWindows環境への「Chrome 88」リリースを全体の10%に制限。問題の解決にあたっていたが、原因はいまだ不明だ。週が明けてもフィードバックが急増することはなかったため、この措置は25日になって25%にまで緩和された。トラブルが発生した場合は、OSのタイムゾーンをいったん別のものに変更して元に戻す方法が有効との報告もあるので試してみてほしい。

 なお、v88.0.4324.96のリリース後、Windows版のみがv88.0.4324.104へ更新されているが、これはインストーラーの不具合の対処するためであり、「Chrome」のコードベースには変更はないとのこと。今回の問題とは関係がない。