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TDF、「LibreOffice 7.1.1 Community」を公開 ~“Community”ブランド初のアップデート

90以上の問題修正とドキュメントの互換性向上

The Document Foundation、「LibreOffice 7.1.1 Community」を公開

 The Document Foundation(TDF)は3月4日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 7.1.1 Community」を公開した。“Community”というブランドを冠してメジャーバージョンアップして以来、初めてのアップデートとなる。

 「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。Windows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在“libreoffice.org”から無償でダウンロードできる。Windows版はWindows 7/8/10およびWindows Server 2012をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。

 「LibreOffice 7.1」系統はテクノロジー愛好家やパワーユーザーを対象としたバージョン(Fresh)で、今回のアップデートでは90以上の問題修正とドキュメントの互換性向上が行われているという。「LibreOffice 7.1」ではユーザーインターフェイスの選択ダイアログや印刷機能の強化、検索・置換処理のパフォーマンス向上といった数多くの改善が含まれており、安定した運用よりも新機能に興味があるならぜひ試してほしい。

 なお、安定した動作が重要な環境では、既存機能の改善に注力した安定(Still)版である「LibreOffice 7.0」系統の利用が推奨されている。現行の最新版は昨年12月にリリースされた「LibreOffice 7.0.4」

ソフトウェア情報

「LibreOffice」v7.1.1系統
【著作権者】
LibreOffice contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10およびWindows Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.1.1.2(21/03/04)