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「Firefox 86.0.1」でApple M1チップ端末が応答不能になる問題などに対処

Linux版「Firefox」が起動時に頻繁にクラッシュする問題も解決

「Firefox 86.0.1」

 Mozillaは3月11日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版「Firefox 86.0.1」を正式公開した。不具合を修正したメンテナンスアップデートとなっている。脆弱性の修正は案内されていない。

 本バージョンでは、Apple Silicon(M1)を搭載するMacデバイスでシステムがスリープした後に「Firefox」が応答しなくなる問題や、Linux版「Firefox」が起動時に頻繁にクラッシュする問題が解決された。

 また、ウィンドウが不意にフォーカスを得たり失ったりする問題、日付と時刻のウィジェットの幅を計算する処理が不適切で表示が切り取られてしまう問題、タブグループを管理する拡張機能で予期せぬ動作をする問題も解決されているという。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。すでに利用している場合は自動で更新されるが、画面右上のメインメニュー(横3本線アイコン)から[ヘルプ]-[Firefox について]へアクセスし、バージョン情報ダイアログを開いて手動でアップデートしてもよい。