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アンチウイルスソフト「アバスト」に流出パスワードの検知・警告機能が追加
2021年3月アップデート。「アバスト」に起因するPCのパフォーマンス低下をレポートするツールも
2021年3月24日 06:30
チェコのAVAST Softwareは3月22日(現地時間)、セキュリティソフト「アバスト(Avast)」の最新版v21.2(2021年3月アップデート)を公開した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
今回のアップデートの目玉は、“ハック アラート”の導入だ。これはユーザーのメールアドレスに紐づけられたパスワードがダークウェブに流出すると、それを検知してユーザーに警告してくれるもので、「アバスト」の内部からアカウントにサインインするだけで利用可能。新しいパスワードへ更新して、ハッカーに悪用されるのを防止することができる。
そのほかにも、新しいパフォーマンスレポートツールが追加された。「アバスト」が原因でPCのパフォーマンスが低下したと疑われる場合に、このツールを使ってデータを収集し、問題の解決を依頼できる。このツールは[設定]-[トラブルシューティング]-[パフォーマンスの問題を記録する]画面から利用可能だ。
「アバスト」は、“シールド”と呼ばれる保護システムでファイルシステムやWebブラウザー、メールソフトなどを防御するセキュリティソフト。ウイルス対策を中心とした基本機能を提供する“無料アンチウイルス”、インストール済みアプリを最新に保つ機能などを備える上位版“プレミアム セキュリティ”などのエディションがラインナップされており、無償で利用できる「アバスト無料アンチウイルス」はとくに人気が高い。対応OSは、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10。
ソフトウェア情報
- 「アバスト無料アンチウイルス」
- 【著作権者】
- AVAST Software s.r.o.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 21.2(21/03/22)