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Windows版「VLC 3.0.12/3.0.13」の自動更新機能に問題、手動での更新を

「VLC 3.0.14」で解決

「VLC media player 3.0.14」

 「VLC media player 3.0.13」が5月10日にリリースされたが、自動更新機能にトラブルがあったようだ。すぐに修正版の「VLC 3.0.14」が公開されたものの、アップデートするには手動でインストーラーを実行しなければならない場合がある。

 「VLC」を開発するVideoLANによると、今年初めにリリースされたWindows版「VLC 3.0.12」には自動更新機能のコードにミスがあり、アップデートをダウンロードしてパッケージが改竄されていないかどうかを検証する処理までは自動で行われるものの、インストール処理が開始されない不具合があったという。この問題は「VLC 3.0.13」のリリース時に発覚し、即座に修正されたが、「VLC 3.0.12/3.0.13」から「VLC 3.0.14」へ更新するには手動での対応が必要となる。

最新版インストーラーのダウンロードと検証処理は行われるが、「VLC」を終了してインストールする処理が始まらない

 もっとも簡単な方法は、公式サイトから「VLC 3.0.14」をダウンロードしてインストールし直すことだ。自動更新機能がダウンロードしたインストーラーは一時フォルダー(%TEMP%)に保存されているので、それを実行するという手もあるが、その場合は32bit版(vlc-3.0.14-win32.exe)と64bit版(vlc-3.0.14-win64.exe)のインストーラーを間違えないようにしたい。

一時フォルダーからダウンロードされたインストーラーを実行

 なお、他のプラットフォームの「VLC」には影響しないとのこと。また、Windows版であっても「VLC 3.0.12」よりも前のバージョンであれば、自動更新機能で正常にアップデートできる。「VLC」のアップデートには脆弱性の修正も含まれているので、忘れずに更新しておきたい。

ソフトウェア情報

「VLC media player」Windows デスクトップ版
【著作権者】
the VideoLAN Team
【対応OS】
64bit版を含むWindows XPから10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.0.14(21/05/11)