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「VLC media player」v3.0.12が公開 ~Apple Siliconにネイティブ対応【1月25日追記】

Blu-ray、RIST、DASH、WMVのサポートが改善。セキュリティ問題への対処も

「VLC media player」v3.0.12が公開

 仏VideoLAN Projectは1月18日(現地時間)、デスクトップ版「VLC media player 3.0」(コードネーム:Vetinari)の最新版v3.0.12を正式公開した。不具合の修正が中心のマイナーアップデートで、Blu-ray、RIST、DASH、WMVのサポートが改善された。グラフィックスドライバー関連の修正や、セキュリティ問題への対処も含まれている。

 今回のリリースの目玉は、“Apple Silicon(M1)”搭載デバイスへのネイティブ対応だ。「VLC」は「Rosetta 2」トランスレーションでも機能するが、ネイティブでの動作の方がパフォーマンスと電力効率の改善が期待できる。

Apple Siliconにネイティブ対応

 デスクトップ版「VLC media player」は、オープンソースで開発されているマルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤー。わざわざ追加のコーデックを導入しなくても、幅広いファイルフォーマットに対応しているのが魅力だ。対応OSはWindows/Mac/Linuxなどで、現在“videolan.org”から無償でダウンロード可能(寄付歓迎)。Windowsデスクトップ向けは窓の杜ライブラリからも入手できる。また、UWP版やモバイル版もラインナップされている。

1月25日編集部追記: 「VLC media player」v3.0.12で修正されたセキュリティ問題の詳細が判明した。それによるとアプリのクラッシュや任意のコードが実行される複数の問題が修正されているという。早急に最新版へアップデートすることをお勧めする。

ソフトウェア情報

「VLC media player」Windows デスクトップ版
【著作権者】
the VideoLAN Team
【対応OS】
64bit版を含むWindows XPから10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.0.12(21/01/18)