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「VLC media player」v3.0.11が公開 ~macOSでクラッシュする問題などを修正

HLSやAAC再生のリグレッションやM4Aファイルのシークが不正確な問題も解決

「VLC media player」v3.0.11が公開

 仏VideoLAN Projectは6月16日(現地時間)、デスクトップ版「VLC media player 3.0」(コードネーム:Vetinari)の最新版v3.0.11を正式公開した。不具合の修正が中心のマイナーアップデートとなっている。

 本バージョンでは“HTTP Live Streaming”(HLS)やAAC再生における機能後退(リグレッション)、M4Aファイルのシークが不正確な問題が修正された。また、スタートアップ時にクラッシュしたり、一時停止すると無音状態となるmacOS固有の不具合が修正され、安定性の向上が図られている。

 また、詳細は明らかにされていないものの、セキュリティ問題の修正も含まれているようだ。旧バージョンを利用している場合は、機を見てアップデートしておきたい。

 デスクトップ版「VLC media player」は、オープンソースで開発されているマルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤー。わざわざ追加のコーデックを導入しなくても、幅広いファイルフォーマットに対応しているのが魅力だ。対応OSはWindows/Mac/Linuxなどで、現在“videolan.org”から無償でダウンロード可能(寄付歓迎)。Windowsデスクトップ向けは窓の杜ライブラリからも入手できる。また、UWP版やモバイル版もラインナップされている。

ソフトウェア情報

「VLC media player」Windows デスクトップ版
【著作権者】
the VideoLAN Team
【対応OS】
64bit版を含むWindows XPから10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.0.11(20/06/16)