ニュース
「VLC 3.0.15」が公開 ~フリーの万能メディアプレイヤー
不具合の修正が中心のマイナーアップデート。「VLC 3.0.12」で自動更新が機能しない問題には注意
2021年6月11日 14:44
仏VideoLAN Projectは6月10日(現地時間)、デスクトップ版「VLC media player 3.0」(コードネーム:Vetinari)の最新版v3.0.15を正式公開した。不具合の修正が中心のマイナーアップデートとなっている。
今回修正された問題は、以下の通り。
- Direct3D 11でシークすると遅延が発生する
- 非ASCII文字を含むDVDフォルダーを正常に開けない
- ブロードキャストストリームにおけるASFの機能後退(リグレッション)
- 特定のMP4コンテンツでシーク時に音声がドロップする
- シークとボリュームのスライダーが字幕と重なる
- 「FreeType」フォントのアウトライン化
- Windows XPにおけるHTTPS サポート
デスクトップ版「VLC media player」は、オープンソースで開発されているマルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤー。わざわざ追加のコーデックを導入しなくても、幅広いファイルフォーマットに対応しているのが魅力だ。対応OSはWindows/Mac/Linuxなどで、現在「videolan.org」から無償でダウンロード可能(寄付歓迎)。Windowsデスクトップ向けは窓の杜ライブラリからも入手できる。また、UWP版やモバイル版もラインナップされている。
自動更新による「VLC 3.0.15」の配布はまだ確認できていないが、いずれ配信されると思われる。古いバージョンを使い続けている場合は、「VLC 3.0.12」で混入した不具合により、自動更新が機能しない問題にも注意したい。
ソフトウェア情報
- 「VLC media player」Windows デスクトップ版
- 【著作権者】
- the VideoLAN Team
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XPから10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 3.0.15(21/06/10)