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「VLC 3.0.15」が公開 ~フリーの万能メディアプレイヤー

不具合の修正が中心のマイナーアップデート。「VLC 3.0.12」で自動更新が機能しない問題には注意

「VLC media player 3.0.15」

 仏VideoLAN Projectは6月10日(現地時間)、デスクトップ版「VLC media player 3.0」(コードネーム:Vetinari)の最新版v3.0.15を正式公開した。不具合の修正が中心のマイナーアップデートとなっている。

 今回修正された問題は、以下の通り。

  • Direct3D 11でシークすると遅延が発生する
  • 非ASCII文字を含むDVDフォルダーを正常に開けない
  • ブロードキャストストリームにおけるASFの機能後退(リグレッション)
  • 特定のMP4コンテンツでシーク時に音声がドロップする
  • シークとボリュームのスライダーが字幕と重なる
  • 「FreeType」フォントのアウトライン化
  • Windows XPにおけるHTTPS サポート

 デスクトップ版「VLC media player」は、オープンソースで開発されているマルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤー。わざわざ追加のコーデックを導入しなくても、幅広いファイルフォーマットに対応しているのが魅力だ。対応OSはWindows/Mac/Linuxなどで、現在「videolan.org」から無償でダウンロード可能(寄付歓迎)。Windowsデスクトップ向けは窓の杜ライブラリからも入手できる。また、UWP版やモバイル版もラインナップされている。

 自動更新による「VLC 3.0.15」の配布はまだ確認できていないが、いずれ配信されると思われる。古いバージョンを使い続けている場合は、「VLC 3.0.12」で混入した不具合により、自動更新が機能しない問題にも注意したい。

ソフトウェア情報

「VLC media player」Windows デスクトップ版
【著作権者】
the VideoLAN Team
【対応OS】
64bit版を含むWindows XPから10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.0.15(21/06/10)