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CSSカスケードレイヤーをサポートした「Google Chrome 99」が安定版に

脆弱性の修正は27件、最大深刻度は「High」

「Google Chrome」v99.0.4844.51の安定リリースが発表

 米Googleは3月1日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome 99」を安定(Stable)チャネルへリリースしたと発表した。編集部ではまだ確認できていないが、間もなく展開が開始されるとみられる。

自動更新による展開はまだのようだが、新規インストールでv99.0.4844.51へ更新することは可能

 「Chrome 99」における変更点は、開発者向けの改善が中心。なかでもCSSカスケードレイヤー(CSS Cascade Layers)が導入された点には注目で、今後のCSS設計が大きく変わる可能性がある。

 脆弱性の修正は全部で27件がアナウンスされており、このうちCVE番号が公表されているのは21件。深刻度の内訳は「High」が9件、「Medium」が12件となっている。また、内部監査やファジングで発見された不具合も修正されているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10/11に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)から手動でアップデートすることもできる。