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Microsoftが「Microsoft Unlocked」をローンチ ~LGBTQIA+を支援するキャンペーンで壁紙を無料配布

月替わりのテーマで同社の革新的取り組みのストーリーや没入型体験を提供

「Microsoft Unlocked」

 米Microsoftは6月1日(現地時間)、同社が行っている革新への取り組みを月替わりで紹介するキャンペーン「Microsoft Unlocked」をローンチした。さまざまなストーリーが掲載され、メタバースでのイベントが開催されるほか、壁紙やテーマの配布が行われる。

 初回となる6月のテーマは、6月がプライド月間であることにちなみ「プライド」。ロシアのウクライナ侵攻への抗議や女性の権利の推進、多様性への理解といった世界中のLGBTQIA+の人々が語るストーリーが掲載されているほか、Microsoft製品の「プライド」テーマ、Windowsや「Microsoft Teams」用の4K壁紙が無料配布されている。

「Microsoft Unlocked」で配布されているWindows用の壁紙

 Windows用の壁紙は、LGBTQIA+の象徴であるレインボーをモチーフとした色鮮やかでアーティスティックなものを34点同梱。世界各国の言葉で書かれた「Pride」や、「No To War」、「Pride Has No Borders」、「Allyship Means Advocacy」といった標語があしらわれたもののほか、Windows 11にマッチする有機的な形状のレインボーフラッグなどが用意されている。どれも、「プライド」の名に恥じない仕上がりだ。

さまざまな標語があしらわれた壁紙が用意されている
有機的な形状のレインボーフラッグ

 さらに、太平洋標準時6月17日午前10時~午後12時には、「Pride has no borders」と題された、「AltspaceVR」を利用した実験的なメタバースイベントが行われる。「AltspaceVR」は、「Windows Mixed Reality」デバイスや「HTC Vive」、「Oculus Quest」、「Oculus Rift」で利用可能なほか、Windows/Mac用の2Dモードクライアントから利用可能。「AltspaceVR」さえ利用できれば、「Pride has no borders」には誰でも参加できる。当日の様子はYouTubeでも配信される。

Pride has no borders

 そのほか、Surface用のスキンや、「Xbox Design Lab」でカスタマイズ可能な「プライド」テーマのXboxコントローラー、ファッションアイテムも販売中。また、同社のLGBTQIA+コミュニティが厳選したゲームのコレクションも発表されている。

 キャンペーン開始を記念して同社は、非営利のLGBTQIA+コミュニティへ合計17万米ドルの寄付を行ったとのこと。同社は、1989年に性的指向で差別しないポリシーを導入して以降、LGBTQIA+への支援を続けているという。