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脆弱性に対処した「Wireshark 3.6.8」 ~オープンソースのパケット取得・解析ツール

「Wireshark 3.4」系統の最新版「Wireshark 3.4.16」も公開

「Wireshark」v3.6.8が公開

 オープンソースのネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」の最新安定版「Wireshark 3.6.8」が、9月7日(協定世界時)に公開された。1件の脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

 脆弱性の内容は、「F5 Ethernet Trailer」のディセクターが無限ループに陥るというもの。この脆弱性は旧安定版「Wireshark 3.4」系統にも影響するため、「Wireshark 3.4.16」が併せてリリースされている。

 このほかの変更は、不具合の修正が中心。ファイルの破損や応答不能になる問題などが対処されており、安定性が向上している。

 「Wireshark」は、Windows/Mac/Linuxなどをサポートするクロスプラットフォーム対応のネットワークプロトコルアナライザー。ネットワークに流れるさまざまなパケットを採取し、情報をリアルタイムで表示したり、ログファイルを解析・調査できる。Windows版の対応OSはWindows 8.1/Server 2012以降で、現在公式サイト「wireshark.org」から無償でダウンロード可能。窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Wireshark」Windows向け安定版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
Windows 8.1/Server 2012以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.6.8(22/09/07)