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高機能でスタイリッシュなファイラー「Files」が「Windows App SDK」移行でOS標準の「エクスプローラー」に対抗
パフォーマンスアップを図った「Files 2.4」プレビューを公開
2022年11月18日 14:57
「Windows 11 バージョン 22H2」の10月更新で、タブ付き「エクスプローラー」などの新要素が導入された。これで最低限ではあるが、複数の「エクスプローラー」を1つのウィンドウにまとめ、タブで切り替えられるようになり、操作性が大きく向上している。
その一方で、サードパーティーの高機能ファイラー「Files」はこれに対し危機感を募らせているようだ。開発チームは11月15日、次期バージョン「Files 2.4」をお披露目し、対抗意識をのぞかせている。
「Files 2.4」では、アプリ開発プラットフォームが「UWP」から「Windows App SDK」へと変更されるとのこと。これによりビルド時間の短縮、新しいAPIの活用、フォルダー移動のパフォーマンス向上などが見込めるとのこと。また、追加の最適化を実施することで、今後数カ月の間に起動時間の短縮と、システムリソースの削減に取り組むという。
「Files 2.4」は現在、プレビュー版として開発元のWebサイトで公開されている。このプレビュー版は安定版に比べ不具合を多く抱えている可能性があるが、安定版と同じ環境にインストールして利用できるようになっている。気軽に試してみるとよいだろう。プレビュー版では以下の新機能もサポートされている。
- カラムレイアウトでフォルダーをダブルクリックして開くオプションを追加
- 設定ダイアログのオプションを整理
- 複数の書庫ファイルを同時に展開できるように
- パスワードで暗号化された書庫ファイルを展開できるように
- アイテムを圧縮するオプションが追加
- 書庫ファイルがアクティブなタブで開かれているときに、ツールバーに展開ボタンを表示
- サイドバーのドライブにカーソルを置くと、ドライブとストレージの詳細情報を含むリッチツールチップを表示
- ファイルやフォルダーにカーソルを置いたとき、自動的に選択するオプションを追加
- アイテムを右クリックすると、正しくないコンテキストメニューが表示されることのある問題を修正
- デフォルトのレイアウトモードを設定するオプションを追加
- 詳細レイアウトのヘッダーの右クリックメニューにデフォルトのカラムサイズを設定するオプションを追加
- コンパクトモードでアイテムの高さをさらに削減