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モダンな高機能ファイラー「Files」v2.4が公開 ~「Windows App SDK」移行で高速に
ファイルの展開・圧縮にかかわるコマンドも拡充
2022年12月15日 16:35
モダンなスタイルが魅力の高機能ファイラー「Files」v2.4が、12月13日に公開された。以前からテストされていたアプリ開発プラットフォームの「Windows App SDK」移行が完了し、安定版として利用できるようになった。
「Files」は、デザイン言語「Fluent Design System」に準拠したファイル管理ソフト。Windows 11にピッタリのスタイリッシュな外観が売りで、OS標準の「エクスプローラー」よりもフィットしている印象さえ受ける。
また、最新のWindows APIをフル活用しており、マルチタスクに便利なタブ、2つのフォルダーを見比べられるデュアルペイン、ファイルの整理に役立つタグ、コンテンツのプレビュー、好みの外観へカスタマイズできるテーマをサポートするなど、「エクスプローラー」を凌駕する機能性も魅力。クラウドストレージ統合など、各種シェル拡張にも対応する。
一方で、「Files」は「エクスプローラー」よりも動作が重いという欠点がある。多機能ゆえ仕方のないところもあるが、アプリ開発プラットフォームに「UWP」を採用しており、最適化の余地が少なかったのも原因となっていたようだ。
そこで、「Files 2.4」では「Windows App SDK」への移行が進められた。これによりビルド時間の短縮や、フォルダー移動のパフォーマンス向上などが見込めるという。編集部でも試用したが、少し反応性がよくなっているようだ。
そのほかにも、マウスホバーでファイルやフォルダーを選択するオプションや複数のタグを検索する機能、デフォルトのレイアウトモードを指定する設定などが追加された。ファイルの展開・圧縮にかかわるコマンドも拡充されている。
「Files」は「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「MIT」。現在、リリースページから無償でダウンロードできる。執筆時の最新版は15日にリリースされたv2.4.2で、細かな不具合が修正されている。
なお、「Files」は寄付も受け付けている。「Microsoft Store」で購入することでも開発を支援できる。
ソフトウェア情報
- 「Files」
- 【著作権者】
- Files Community
- 【対応OS】
- Windows 10 バージョン 20H1以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎、Microsoft Storeから購入して開発を支援することも可能)
- 【バージョン】
- 2.4.2(22/12/15)