ニュース

「Google Chrome」に2件の脆弱性、最大深刻度は「High」

Windows環境にはv118.0.5993.117/.118が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv118.0.5993.117/.118が展開中

 米Googleは10月24日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)版をアップデートした。Windows環境にはv118.0.5993.117/.118が、Mac/Linux環境にはv118.0.5993.117が順次展開される。

 今回のリリースは、2件の脆弱性に対処したセキュリティアップデート。CVE番号が明らかにされているのは、プロファイルにおける解放後メモリ利用の欠陥(CVE-2023-5472)のみだ。深刻度は4段階中上から2番目の「High」と評価されている。現時点で悪用の報告はないようだ。

 そのほかにも、内部監査やファジング、その他の取り組みによるさまざまな修正も含まれているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。