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「Chrome」のアドレスバーに最近追加された5つの改良 ~Googleが紹介

賢くなった自動補完、タイプミスの検出、ビジュアルと応答性の改善など

「Google Chrome」のオムニバー

 「Google Chrome」のアドレスバーは「オムニバー」(Omnibar:すべての・なんでもバーの意味)と呼ばれており、URLの表示・入力だけでなく、検索機能も備えている。米Googleは10月18日(現地時間)、同社の公式ブログで、このオムニバーに最近追加された5つの改良を紹介している。

よりスマートなオートコンプリート

 オムニバーにURLを入力すると閲覧履歴などから合致するものを提案し、入力を自動補完してくれるが、従来の「Chrome」はURLの先頭から正しく入力した場合にしか機能しなかった。そのため、たとえば飛行機のフライト検索サイト「Google Flights」(google.com/travel/flights)へアクセスしたくても「travel」や「flights」ではマッチせず、「google.com」から入力する必要がある。このサイトが「google.com」以下にあることを意識しなければならない。

 最近のバージョンではこの仕様が改善され、「flights」と入力しても「Google Flights」がオートコンプリートされるようになっているとのこと。

「flights」と入力しても「Google Flights」がオートコンプリートされるように

タイプミスの自動修正

 URLでタイプミスをすると、最悪の場合、タイプミスによるアクセスを狙った偽サイト・詐欺サイトへジャンプしてしまう可能性がある。

 そこで、URLのタイプミスを検出し、過去に訪問したWebサイトをもとにした候補が即座に表示されるようになった。この新機能はデスクトップ、Android、iOSのChromeで本日より利用可能。

タイプミスの自動修正

ブックマークフォルダー内の検索

 さらに、アドレスバーからブックマークフォルダー内の検索が可能になった。検索にフォルダー名を含めれば、そこにあるコレクションから候補が表示される。この機能もデスクトップ・モバイル問わず利用可能。

ブックマークフォルダー内の検索

人気サイトのサジェスト

 友人にお勧めのWebサイトを教えてもらったが、記憶があやふやで正確なURLが思い出せない――そんな経験をしたことはないだろうか。

 新しいアドレスバーでは人気サイトの提案がサポートされており、たとえ一度も訪れたことがなくても、URLを間違えて入力したとしても、ある程度であればユーザーが意図したWebサイトを推測して、それを提案してくれる。

人気サイトのサジェスト

 この機能も本日より、デスクトップとモバイルで利用可能。

より速く、見やすい検索結果

 そのほかにも、ビジュアルレイアウトの改善によりデスクトップ版「Chrome」のアドレスバーが見やすくなっているとのこと。応答性も向上しているため、入力を開始するとすぐに検索結果が得られる。