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「Google Chrome 121」で4件の脆弱性が修正 ~セキュリティアップデートがリリース

いずれも解放後メモリ利用と呼ばれるタイプ

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv121.0.6167.139/140が展開中

 米Googleは1月30日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)版をアップデートした。Windows環境にはv121.0.6167.139/140が、Mac/Linux環境にはv121.0.6167.139が順次展開される。

 本リリースは、毎週実施されているセキュリティアップデート。今回は4件の脆弱性が修正されている。CVE番号が明らかにされているのは、このうち3件。いずれも解放後メモリ利用(Use after free)と呼ばれるタイプの脆弱性で、深刻度は「High」と評価されている。

  • CVE-2024-1060:Canvasにおける解放後メモリ利用
  • CVE-2024-1059:WebRTCにおける解放後メモリ利用
  • CVE-2024-1077:ネットワークにおける解放後メモリ利用

 そのほかにも、内部監査やファジングで発見された不具合も修正されているとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。