ニュース

テキストの読み上げソフト「SofTalk」がメジャーバージョンアップ

オリジナル音声合成エンジンを搭載、「UTAU」音源にも対応

「SofTalk」v2.00.00

 テキストの読み上げソフト「SofTalk」が5月19日、v2.00.00へとアップデートされた。メジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、オリジナル音声合成エンジンを搭載。歌声合成ソフト「UTAU」の音源にも対応しており、インターネットで公開されている音源を追加できるようになった。

 「SofTalk」(ソフトーク)は、漢字・英語交じりの文章をさまざまな声で読み上げることができるフリーソフト。動画サイトで馴染みのある「ゆっくりボイス」への対応は終了してしまったが、今回導入されたオリジナル音声合成エンジンのほかにも、「MikoVoice」、「SAPI」(Speech Application Programming Interface、Microsoftが開発)などに対応している。読み上げさせた音声を録音したり、コマンドラインで他のアプリと連携することも可能だ。動作には「.NET Framework 4」以降が必要。

 本バージョンでは、冒頭に挙げた変更以外にも以下の改善が含まれるとのこと。

  • ボタン・スライダーのサイズ・配置変更
  • 速度を50未満にした際にWAVEファイルのヘッダーを加工する処理を廃止
  • 「は」→「わ」への自動変換を廃止
  • ピッチの変更範囲を見直し
  • 「MikoVoice」の音声記号に一部対応

 なお、「SofTalk」で再生・録音した音声は自由に利用できるが(商用を含む)、「UTAU」などの外部音源を利用している場合がその利用規約にしたがう必要がある点には注意したい。

ソフトウェア情報

「SofTalk」
【著作権者】
cncc 氏
【対応OS】
Windows XP以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.00.00(24/05/19)