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無料のデスクトップ動画キャプチャーソフト「GifCam」v7.7、PNG合成&MP4保存に対応

10年以上も開発が続く、アニメーションGIFカメラアプリ

「GifCam」v7.7

 デスクトップ動画キャプチャーソフト「GifCam」が7月7日、v7.7へアップデートされた。今回のアップデートではPNG形式の画像をオーバーレイ(合成)するオプションや、キャプチャーした動画をMP4形式ファイルとして保存するオプションが導入されている。

 「GifCam」は、指定したデスクトップ領域をアニメーションGIFファイルとして保存できるツール。10年以上も開発が続く、息の長いアプリだ。

 利用方法はユニークで、透明になっているアプリウィンドウの内側がキャプチャーエリアとなる仕組み。ウィンドウの位置やサイズを調整して[Rec]ボタンを押すと録画が始まる。[Rec]ボタンのプルダウンメニューを利用すれば、マウスのドラッグ操作によるキャプチャーエリアの指定や、デスクトップ全体の録画を選択することも可能。

 [Stop]ボタンを押すと録画が完了し、[Frame]ボタンで各フレームの確認、[Edit]ボタンでキャプチャーの編集が行える。[Save]メニューを利用すれば、保存の際にさまざまなフィルターをかけたり、プレビューでできあがりの動画をチェックしたり、アニメーションGIF形式のほかにAVI形式でのエクスポートを選べる。

 本バージョンにおける改善は、以下の通り。

  • カラーマップエディター:カラーマップを自由に編集できるように
    カラーマップエディター
    カラーマップを自由に編集できるように
  • PNGオーバーレイ:指定したPNG画像をキャプチャーへ挿入。スケールと不透明度を指定できる
    PNGオーバーレイ
  • MP4形式ファイルとして保存:Windows 7以降に付属している「Microsoft Media Foundation」のH.264ビデオエンコーダーを利用
  • カスタム機能の拡充:ピクセルあたりのビット数などを調整して、ファイルサイズを削減
  • メモリ使用量スライドバー
    設定画面。メモリ使用量スライドバーなどが追加
  • 透過色を指定するオプション

 そのほかにも、メモリ使用量の削減やAVIエンコーディングの修正、Windows 11の角丸ウィンドウ対応の改善などが行われているという。

ソフトウェア情報

「GifCam」
【著作権者】
BahraniApps Blog
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
7.7(24/07/07)