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NVIDIA製GPUドライバーに6件の脆弱性 ~最新「GeForce」ドライバーへの更新を

「CVSS v3.1」のベーススコアは最大で「8.2」

同社が公開したセキュリティ情報

 米NVIDIAは10月22日(現地時間)、同社製のGPUディスプレイドライバーに複数の脆弱性が存在することを明らかにした。対策を施した最新版のドライバーがリリースされている。

 今回のアップデートで修正された脆弱性は、以下の6件。深刻度を示す「CVSS v3.1」のベーススコアは最大で「8.2」となっている。

  • CVE‑2024‑0126:Windows/Linux版ドライバーの特権昇格。コード実行、サービス拒否(DoS)、情報漏洩、データ改竄につながる可能性
  • CVE‑2024‑0117:Windows版ドライバーのユーザーモードレイヤーに境界外読み取りの問題。コード実行、DoS、特権昇格、情報漏洩、データ改竄につながる可能性
  • CVE‑2024‑0118:Windows版ドライバーのユーザーモードレイヤーに境界外読み取りの問題。コード実行、DoS、特権昇格、情報漏洩、データ改竄につながる可能性
  • CVE‑2024‑0119:Windows版ドライバーのユーザーモードレイヤーに境界外読み取りの問題。コード実行、DoS、特権昇格、情報漏洩、データ改竄につながる可能性
  • CVE‑2024‑0120:Windows版ドライバーのユーザーモードレイヤーに境界外読み取りの問題。コード実行、DoS、特権昇格、情報漏洩、データ改竄につながる可能性
  • CVE‑2024‑0121:Windows版ドライバーのユーザーモードレイヤーに境界外読み取りの問題。コード実行、DoS、特権昇格、情報漏洩、データ改竄につながる可能性

 加えて、NVIDIA VGPUソフトウェアでも2件の脆弱性が発見されており、修正版がリリースされている。Windows環境で「GeForce」シリーズを利用している場合、v566.03への更新が必要だ。

 NVIDIA製GPUの最新版ドライバーは現在、公式サイトから無償で入手可能。同社が提供するユーティリティ「GeForce Experience」や、「NVIDIA」アプリでもアップデートできる。

新しい「NVIDIA」アプリでアップデート