NEWS(10/07/01 16:42)

JavaScriptの処理が50%高速化しWebM動画に対応した「Opera」v10.60正式版が公開

無線LANのアクセスポイント情報などから現在位置を割り出して送信する機能も

「Opera」v10.60「Opera」v10.60

 Opera Software ASAは1日、独自エンジンを搭載したWebブラウザー「Opera」の最新正式版となるv10.60を公開した。最新版の主な変更点は、HTML5の“video”タグによる動画再生機能でWebM形式の動画を再生できるようになったこと。正式版でのWebM動画対応は、メジャーなWebブラウザーで初となる。

 また、JavaScriptの実行速度もさらに向上した。同社によると前バージョンとなるv10.50に比べて50%の高速化が実現されており、GmailなどのWebサービスを利用した際にその効果を体感できるという。

Google マップ上に「Opera」ユーザーの位置を表示するデモページを表示Google マップ上に「Opera」ユーザーの位置を表示するデモページを表示

 さらに、IPアドレスや無線LANのアクセスポイント情報などから現在位置を割り出してWebサービスなどへ位置情報を送信する機能も追加された。同社のWebサイトでは、同機能を利用してGoogle マップ上に「Opera」ユーザーの位置を表示するデモページが用意されている。また、この機能はW3Cの規定する“Geolocation API Specification”に準拠しており、さまざまなWebサービスで利用可能。

 そのほか、Webアプリケーションをローカルにキャッシュしてオフラインでも利用できる機能も追加された。

 本ソフトは、Windows 2000以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windows 2000以降(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
10.60(10/07/01)

(長谷川 正太郎)