NEWS(10/11/30 17:33)

Microsoft、Windows Phone 7用Silverlightアプリを“Visual Basic”で開発可能に

有償版「Visual Studio」と最新版の「WPDT」が必要、ゲームアプリ開発には非対応

「Visual Basic for Windows Phone Developer Tools」「Visual Basic for Windows Phone Developer Tools」

 米Microsoft Corporationは28日(現地時間)、“Windows Phone 7”(以下、WP7)搭載スマートフォンで動作する“Silverlight”アプリケーションをプログラミング言語“Visual Basic”で開発可能にする「Visual Basic for Windows Phone Developer Tools」(以下、「VB for WPDT」)の正式版を無償公開した。

 これまで、同社はWP7向けのアプリ開発ツールとして「Windows Phone Developer Tools」(以下、「WPDT」)を無償で提供してきたが、開発言語が“C#”に限られていた。しかし、本ソフトを追加インストールすれば、開発言語として“Visual Basic”を選択可能になる。

 本ソフトを利用するには、最新バージョンの「WPDT」をインストールした「Visual Studio 2010」のProfessional版以上が必要。「WPDT」に同梱の無償開発環境「Visual Studio 2010 Express for Windows Phone」でVisual Basicを利用することはできない。

 また、現時点では“XNA”のプロジェクトテンプレートが用意されておらず、WP7で動作するゲームアプリを開発することはできないほか、「WPDT」に同梱のUIデザインツール「Expression Blend for Windows Phone」も“Visual Basic”をサポートしていないので注意。

 「VB for WPDT」はWindows Vista/7に対応しており、現在同社のダウンロードセンターから英語をはじめとする5カ国語版をダウンロードできる。なお、現在のところ日本語版は提供されていない。

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
RTW(10/11/28)

(柳 英俊)