NEWS(11/04/07 18:02)
インターパイロン、Windows向けアプリマーケット「Win Soft Mall」を無償公開
現在127種類のソフトを収録、検索・インストール・アップデート・削除を一括管理
(株)インターパイロンは7日、Windows用のオンラインソフトを簡単にインストール・実行・管理できるソフト「Win Soft Mall」を無償公開した。Windows XP/Vista/7および64bit版の同Vista/7に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
「Win Soft Mall」は、同社が提供するWindows向けソフト配信サービスのクライアントソフト。現在、127種類のフリーソフトおよび体験版ソフトがラインナップされており、本ソフト内から収録ソフトの検索・インストール・アップデート・アンインストールを一元管理できるのが特長。収録ソフトは原則として許諾を得て掲載しており、同社によるセキュリティチェックも施されているとのこと。
また、アプリケーションの仮想化技術を応用して、収録ソフトが独自にパッケージ化されているのも本ソフトの特長。アプリケーション仮想化は、各種セキュリティソフトの“サンドボックス”機能などにも利用されている技術で、「Win Soft Mall」から起動したソフトは、実際のファイルシステムやレジストリ項目に影響を与えずに動作させることが可能だという。また、アンインストールの際もパッケージを削除するだけなので、余計なファイルやレジストリ項目が残されたままになることもない。
なお、仮想実行されたソフトで作成・保存したファイルは、終了したりアンインストールされたあとでも保持されるので安心してほしい。
もうひとつの特長は、“アプリケーションストリーミング”技術を搭載していること。インストールの際は仮想化されたソフトのパッケージが圧縮された上、起動に最低限必要な部分のみがキャッシュとしてダウンロードされる。この時点でユーザーはソフトを起動可能となり、パッケージの残りは随時ダウンロードされる仕組み。
たとえ数百MBものサイズをもつソフトでも、インストール時にダウンロードするのはたった数MBで済むので、インストールを開始してから利用できるまでの時間を大幅に短縮可能だ。また、キャッシュを保存するフォルダは設定で変更可能なので、高速なドライブ上にあるフォルダを指定しておけばソフトの実行速度向上が期待できるだろう。
本ソフトの画面は、インストール済みソフトを表示する“マイソフト”、“収録ソフトを閲覧・検索できる“モール”、ソフトの一括アップデートが可能な“アップデート”の3つを切り替えて利用する。“マイソフト”と“モール”では、ソフトが全11種類のカテゴリーに分類・整理されている上、絞り込み検索機能も備えるので、管理するソフトが増えても目的のソフトを容易に見つけ出せるだろう。インストール済みのソフトは、アイコン部分をダブルクリックすることで起動可能だ。
なお同社によると、現在はフリーソフトや体験版ソフトのみを収録しているが、今後収録ソフトを充実させるとともに有償ソフトの収録と課金サービスも行っていきたいとのこと。また、今後はランキング機能など追加機能の実装も予定されている。
- 【著作権者】
- (株)インターパイロン
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- Beta(11/04/07)