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指定音声をもとにダイナミクスを自動設定する機能を追加した「VocalShifter」v2.5
「VocalShifter LE」で利用できるVSTプラグインの音声出力が10bitから16bitに拡張
(2014/11/6 14:16)
ピッチ編集機能などボーカル向けの補正機能を多数備えたWAVE波形編集ソフト「VocalShifter」とその無料版「VocalShifter LE」の最新版v2.5が、3日に公開された。最新版の主な変更点は、指定した音声ファイルをもとにダイナミクスを自動設定できる“ダイナミクス自動調整”機能が追加されたこと。
ダイナミクス自動調整機能は、波形編集ウィンドウの“DYN(ダイナミクス編集)”モードで範囲選択を行い、右クリックメニューの[自動調整]項目を選択することで利用できる。[自動調整]項目から表示されるダイアログでは、もととなる音声ファイルを指定するほか、ダイナミクスを変更する際のレシオや最大・最小ゲインなどを変更可能。
さらに、音声ファイルを読み込む際に音声合成方式を選択できる“音声合成方式設定”ダイアログが表示されるようになった。“音声合成方式設定”ダイアログでは、利用可能な4種類の合成方式の主な用途や特徴、その方式を利用した際に編集できるパラメーターが記載されており、状況に応じて適切な合成方式を選べるようになっている。
また、音声分析合成システム“WORLD”使用時のパフォーマンスなどが改善されたほか、波形編集ウィンドウでオートスクロールを利用した際に小節単位でスクロールさせるオプションが追加されている。そのほか、v2.43で追加されたVSTプラグイン機能で、「VocalShifter LE」で利用できるVSTプラグインの音声出力が10bitから16bitに拡張された
「VocalShifter」はWindows Vista/7/8に対応する2,160円(税込み)のシェアウェア、「VocalShifter LE」はWindows Vista/7/8に対応するフリーソフトで、いずれも現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「VocalShifter」
- 【著作権者】
- あっきー 氏
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- シェアウェア 2,160円(税込み)
- 【バージョン】
- 2.5(14/11/03)
- 「VocalShifter LE」
- 【著作権者】
- あっきー 氏
- 【対応OS】
- Windows Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.5(14/11/03)