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しくみデザイン、体を動かすだけで楽器を演奏できる「KAGURA」を公開
Webカメラなどで人の動きを認識、楽器を模したアイコンに触れると音が鳴る
(2015/1/14 17:06)
(株)しくみデザインは14日、Webカメラなどから体の動きを認識、画面上の楽器を演奏することのできるソフト「KAGURA」を公開した。64bit版のWindows 8.1に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。
「KAGURA」はインテルが開発を進めている動作認識技術“RealSense”を活用し、カメラがとらえた人間がソフトの画面上に表示された楽器のアイコンを叩くことで音楽を演奏できるソフト。2013年にインテルが主催した開発コンテスト“Intel Perceptual Computing Challenge 2013”で、しくみデザイン代表の中村俊介氏がグランプリを獲得したソフト「KAGURA for PerC」をもとに、今回一般向けバージョンが公開された。
本ソフトを起動すると、カメラが取り込んだ映像上に楽器のアイコンが表示される。アイコンは用意されている“サウンドセット”ごとに異なったものが用意されており、“Ohayashi”では太鼓や鈴などをかたどったアイコンが、“Rock Drums”ではギターなどをかたどったアイコンが表示され、アイコンを叩くとその楽器の音が鳴る仕組み。サウンドセットによっては、アイコンだけでなく音階を鳴らすことができるバー状のパーツが用意されている。
サウンドセットごとに音を再生するテンポが設定されているため、音楽に詳しくなくともアイコンを叩くだけで演奏を楽しむことができる。また、ユーザーが音を録音してアイコンとして追加することも可能。画面の映像をWMV形式で録画する機能や、動画をYouTubeへアップロードする機能も備わる。
本ソフトは“RealSense”に対応したカメラを搭載したパソコンであれば、ジェスチャーによる操作や認識された体とカメラとの距離に基づく表現の変化など全ての機能を利用できるが、通常のWebカメラでも演奏を楽しめる。“RealSense”に対応したカメラであればユーザーが接近した際に水面状のエフェクトが生じ、そこからジェスチャーで音の取り込みやテンポの調節などを行えるが、通常のWebカメラではマウスを使って操作をする必要がある。
ソフトウェア情報
- 「KAGURA」
- 【著作権者】
- (株)しくみデザイン
- 【対応OS】
- 64bit版のWindows 8.1
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0.8(15/01/14)