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「GeForce RTX」のゲーマー向けドライバー、Windows 10のサポート期間が延長、2026年10月まで
GeForce GTX 900番台などの古いGPUもセキュリティ更新を継続、2028年10月までの3年間
2025年8月4日 10:09
米NVIDIAは7月31日(現地時間)、すべての「GeForce RTX」シリーズで「Game Ready」ドライバーのWindows 10対応を2026年10月まで延長すると発表した。MicrosoftがWindows 10の「拡張セキュリティ更新プログラム」(ESU)を実質無償で1年提供することに合わせた施策のようだ。
「GeForce Game Ready Driver」は、ゲームに最適化されたGPUドライバー(クリエイター向けのドライバーは「NVIDIA Studio Driver」と呼ばれる)。NVIDIA製のGPUでも脆弱性が発見されることはしばしばあり、適宜修正が行われているが、Windows 10のサービス終了までセキュリティアップデートが提供されるのは安心だ。
そのほかにも、「Maxwell」(2014年、GeForce GTX 900番台など)や「Pascal」(2016年、GeForce GTX 10番台など)、「Volta」(2017年、TITAN Vなど)といった古いアーキテクチャーのGPUに対するWindows 10のサポート計画も発表された。これらのアーキテクチャーでは2025年10月に最後の「Game Ready」ドライバーがリリースされた後、2028年10月までの3年間、四半期ごとにセキュリティアップデートだけを受け取るようになる。
パフォーマンスの強化や新機能、不具合修正といった「Game Ready」ドライバーのアップデートは「Turing」、「Ampere」、「Ada」、「Blackwell」シリーズGPUにのみ配信される。