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フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」にスペースキーで呼び出せる画像プレビューが搭載
左右の矢印キーで次の画像・前の画像へナビゲーション
2025年10月22日 15:44
フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」が10月18日(日本時間)、v10.7.0へとアップデートされた。主な変更は、以下の通り。エラー処理が見直されたほか、書庫ファイルに含まれるアイテムのプレビュー機能が強化された。
また、ファイルマネージャーも大きく拡充された。(圧縮されていない一般のフォルダーの)画像ファイルを選択した状態で[Space]キーを押すと、専用の画像プレビューツールで内容が表示され、左右の矢印キーで次の画像・前の画像へナビゲーションできる。わざわざ専用の画像ビューワーを開かなくても、気軽に画像をプレビューできるわけだ。テキストビューワーも内蔵されており、右クリックメニューの[ファイルツール]メニューからアクセスが可能。
そのほかにも、ソースコードの可読性と保守性を向上させるためのリファクタリングが実施された。ソースコードのビルドはDelphi互換の統合開発環境「Lazarus 4.2」で行われている。
「PeaZip」は、オープンソースで開発されている圧縮・解凍ソフト。独自形式「PEA」のほか、「7-Zip」、「Brotli」、「Zstandard」などのオープンソース技術をベースとしており、対応フォーマットの数は拡張子ベースで200種以上にものぼる。
また、「エクスプローラー」風のモダンなユーザーインターフェイスを備え、ファイラーとして利用できるのも特徴。Windows/Mac/Linuxをサポートしており、クロスプラットフォーム対応のアーカイバーを探しているのならば有力候補となるだろう。プロジェクトは「GitHub」でホストされており、ライセンスは「GNU LGPLv3」。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。
ソフトウェア情報
- 「PeaZip」Windows版
- 【著作権者】
- PeaZip srl
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 2000/XP/Vista/7/8/8.1/10など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 10.7.0(25/10/18)