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フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」がv10に到達 ~約2年ぶりのメジャー更新
GUIエンジンが刷新、チェックサム・ハッシュレポートも強化
2024年10月28日 10:02
フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」の最新版v10.0.0が、8月3日(日本時間)に公開された。2022年12月以来、約2年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。
「PeaZip」は、オープンソースで開発されている圧縮・解凍ソフトで、ライセンスは「GNU LGPLv3」。独自形式「PEA」のほか、「7-Zip」、「Brotli」、「Zstandard」などのオープンソース技術をベースとしており、対応フォーマットの数は拡張子ベースで200種以上にものぼる。
また、「エクスプローラー」風のモダンなユーザーインターフェイスを備え、ファイラーとして利用できるのも特徴。Windows/Mac/Linuxをサポートしており、クロスプラットフォーム対応のアーカイバーを探しているのならば有力候補となるだろう。プロジェクトは「GitHub」でホストされており、ライセンスは「LGPL-3.0 license」。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。
「PeaZip 10.0」では、GUIエンジンが刷新。メニュー、圧縮プリセット(TAR.GZ、TAR.XZ、TAR.ZST)、テーマなどがアップデートされた。
機能面では、[ファイルツール]メニューから直接「GNU Coreutils」と互換性のある形式でチェックサム・ハッシュレポートを保存できるようになった点が目玉。オンラインでハッシュ値を検索することも可能で、ハッシュ値を照合したり、既知のマルウェア検出などに使える。
そのほかにも、「7-Zip」がv24.08へ更新されるなど、バックエンドの改善が含まれている。
ソフトウェア情報
- 「PeaZip」
- 【著作権者】
- PeaZip srl
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 2000/XP/Vista/7/8/8.1/10など
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 10.0.0(24/10/26)