フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip 9.9.0」が公開 ～v10.xへの出発点

「PeaZip」v9.9.0

　フリーの圧縮・解凍ソフト「PeaZip」の最新版v9.9.0が、8月3日（日本時間）に公開された。アプリ基盤のアップデートが行われ、次期メジャーバージョンv10.xのリリースに向けた基礎固めが行われているという。

　「PeaZip」は、オープンソースで開発されている圧縮・解凍ソフトで、ライセンスは「GNU LGPLv3」。独自形式「PEA」のほか、「7-Zip」、「Brotli」、「Zstandard」などのオープンソース技術をベースとしており、対応フォーマットの数は拡張子ベースで200種以上にものぼる。

　「エクスプローラー」風のモダンなユーザーインターフェイスを備え、ファイラーとして利用できるのも特徴だ。Windows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからダウンロードすることもできる。

　「PeaZip 9.9」はv9.x系統の最終版になるようで、本バージョンは次期メジャーバージョンv10.xのリリースに向けた出発点と位置付けられている。おもな改善は以下の通り。

• ファイルブラウザーから左サイドバー上の任意フォルダーへのドラッグ＆ドロップで、書庫ファイルからファイルを抽出（ブックマーク、履歴、ファイルシステムツリービュいずれでも）
• ファイルブラウザーの改善（UAC昇格、パスワードテスト）
• 書庫ファイルを作成・抽出する際の進行状況ウィンドウを刷新
• クイックアーカイブ抽出リンクがツールバーの右側から利用できるように

進行状況ウィンドウを刷新